写真は、人吉市の紅取丘(べにとりおか)公園から見た球磨盆地(東西約30km、南北約15km)です。
写真手前は、人吉市を流れる球磨川で、右奥は、盆地の南に位置する白髪岳(1417m)です。
白髪岳に降った雨は、歳月をかけて花崗岩をくぐり抜け、麓の谷水薬師に湧出します。
この名水と源を同じくする水が、当社の焼酎蔵の地下を流れています。
「松の泉」の焼酎づくりには、この良質な地下水が使われています。
球磨郡あさぎり町の麓地区に残る「武家屋敷跡」は、
当社の焼酎蔵から白髪岳の方へ向かって約4kmのところにあります。
鎌倉時代から南北朝時代にかけてこの地を治めた上村氏の家臣たちの屋敷があり、
今でも、その当時の屋敷の石垣や生け垣・水路が約350mの細い通りに沿って並びます。
この通りが「麓馬場通り(ふもとばばどおり)」で、
武士が乗馬や馬術の調練を行っていたといわれています。
十島菅原神社(としますがわらじんじゃ)は、球磨盆地の球磨川とその支流の川辺川が合流する場所に近い平野部に位置しています。(球磨郡相良村柳瀬)
菅原道真を祭神とし、創建は弘安年中(1278~1288)と伝えられています。
境内の池の中には、10の島が点在し、それが「十島」の由来となりました。最も大きな島に本殿があり、棟木の墨書銘から、天正17年(1589)に領主の相良頼房を施主として建てられたことが分かります。(平成6年 国の重要文化財に指定)
学問の神様として知られ、願い事を「とおしま(十島)す」ということで、受験シーズンには、多くの参拝者が訪れます。
くま川鉄道の「おかどめ幸福駅」は、日本で唯一幸福の名のつく駅です。写真は、「おかどめ幸福駅」に停車中の、人吉・球磨盆地の四季をイメージした3両編成の観光列車「田園シンフォニー」です。
乗客の皆さんが、幸福祈願鈴を鳴らしたり記念撮影をしています。
写真右には、「幸福ゆきPOST あなたの想い届けます」と書かれたポストがあります。
※12月は「田園シンフォニー in クリスマストレイン」が運行します。
(詳しくは、くま川鉄道のホームページで)
※「おかどめ幸福駅」から当社の焼酎蔵までは、約2kmの距離です。